140219_1658

2/20 文芸春秋3月号

第150回芥川賞受賞作、小山田浩子『穴』が掲載されている、文芸春秋3月号を買ってくる。

KC4A0004

140219_1658

受賞作を読んだけど、いい意味でも、悪い意味でも、芥川賞らしい作品。

選評は、受賞作でなく、候補作の一つ、『さようなら、オレンジ』の選考委員の大激論になっていて、興味深く読んだ。受賞賛成派を、反対派がそのエネルギッシュなNO!パワーで押し切ったという感じ。

わしがこれまで読んだ中での、印象深い芥川受賞作は、『壁』安部公房、『岬』中上健次、『或る小倉日記伝』松本清張、『土の中の子供』中村文則、『夏の流れ』丸山健二、といったところかな。

 で、ほぼ真ん中に、見開きカラーで「高岡市」の紹介ページ。芥川賞受賞作掲載という一番関心を集める号なんで、実にタイムリーではないか。

140220_1013

あと、靖国やら、北朝鮮やら、中国やら、NHK会長失言やら、といった、いつもの感じな特集紙面。

でも、この雑誌は、冒頭のカラーグラビアから、つかみの文化人らの随筆ページ、そして〆の書評ページが一番面白いのよね。

以前はずっと購読していたのだが、かさばるので、あっと言う間に本棚を占領するし、年末に廃品回収に出すのが、これまたたいへん。

なもんで、今は、興味あるところだけをなるべく立ち読みで済ましている。

文苑堂さん、ごみん。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>